FUKUROU'S EYE COMMUNITY

“介護×ゴミ収集車=徘徊事故0”。「介護3.0」視点で4K職種が町のヒーローに!

“介護×ゴミ収集車=徘徊事故0”。「介護3.0」視点で4K職種が町のヒーローに!日常業務+α「足元をみるだけ」で認知症になっても暮らしやすい町に。「ふくろうプロジェクト」スタート!

「ふくろうプロジェクト」概要

■誕生経緯
 プロジェクト発案者、「目の前のお年寄りを輝かせて、自分も輝く」をビジョンに掲げ介護業界の革新を図る、本質的な介護理論「介護3.0」の提唱者で日本初の介護クリエイター横木淳平(38)の職業病「町を一人で歩く高齢者の履物をチェックしてしまう」から着想。
 散歩やある目的に向かって歩いている高齢者と徘徊している高齢者とを見分ける判断方法は【靴、足元を確認する】です。後者の場合、スリッパ、中履き、サイズの合わない靴、季節にそぐわない靴など分かりやすい違和感のある履物を履いていることが圧倒的に多く、横木自身も何回も徘徊者を保護し、大きな事故を未然に防いだ過去を持ちます。
 さらに多くの悲劇を無くすためにと考えた末、投資やコストを最小限に抑え、今あるマンパワーを利用し、「町の視線を増やす」というアイデアが創出。公的機関の協力の下、自身の会社の取締役である田村社長の廃品、ゴミ回収車とのコラボレーションが生まれました。人の首の3倍の回旋角度左右各270度グルグルと首を回し、広範囲を見ることができるフクロウにちなみ、今ある視野を少し広くするという意味で「フクロウプロジェクト」とネーミングしました。

■実施内容
極簡単です。

1、徘徊者と一般の歩行者との見分け方「足元・履物を見る」を実施業者、現場スタッフと共有
    ↓
2、通常業務を行う:ゴミ収集車で町のゴミステーション、施設を巡回、収集業務を通常通り実施
    +α
 一人であるく高齢者がいた場合、「足元、履物を見る」
 ↓
3、違和感のある履物でなければそのまま通常業務、または違和感ある履物の場合は、事前に連携を図った公的窓口(ex.警察署、地域包括支援センター、市高齢対策課など)に連絡後、通常業務に戻る

 以上です。

フクロウプロジェクトフローチャート

■ポイント
◎本業に支障なく、簡単に導入できるシステム
 通常業務に視点を増やすだけというシンプルなシステムのため導入しやすく、全国の巡回を伴うサービスで応用できます。
 ex.新聞配達、タクシー、バス、ヤクルトレディ、フードデリバリーなど

◎4Kと言われる業種のイメージUP効果。ヒーローをつくる
 今回で言えば、「きつい、きたない、危険、かっこ悪い」4Kと称される介護、再生資源回収業者をちょっとした取り組みで町のヒーローにできます。業界のイメージアップにも貢献。職種自体に関心を持ってもらう機会を生むことができます。

◎町全体を「介護当事者」に。官民連携で高齢者を支える町づくりで地方創生
 2025年には4人に1人、2060年は3人に1人が認知症有病者と推測。施設介護から在宅介護が主流になるのは避けられない事実であり、発症後も変わらずお年寄りが家庭・地域で住みやすい町づくりをしていくことがこれからの地域のアイデンティティーとなり、地方創生のカギになることは必須。その意識の芽生えがフクロウプロジェクトによって官民の枠を超え、住民全体に浸透、拡散されていくことが期待されます。

プロジェクト始動について

11月15日早朝。栃木県下野市の「国分寺産業」のゴミ収集車(パッカー車)が第1号モデルとして全国に先駆けて実践します。

  1. 朝礼 7:50
  2. 巡回スタート 8:00
  3. 実施収集車台数 12台
  4. 実施スタッフ 16人
  5. 実施エリア 下野市

連携機関:下野市役所 高齢者福祉課 基幹包括 

プロジェクトイメージロゴ

フクロウプロジェクトロゴ

ロゴ解説

フクロウプロジェクトロゴ説明

ステッカーを付け、通常業務の中で実施します。

プロジェクト実践者紹介

■横木淳平

横木淳平

介護クリエーター。栃木県下野市・「株式会社STAY GOLD company」代表取締役。1983年茨城県生まれ。
栃木県小山市の中央福祉医療専門学校を卒業後、2003 年茨城県の老人保健施設に就職。
2007年、25歳で介護長に就任。2015年、小山市の社会福祉法人丹緑会が母体の介護付有料老人ホーム「新」の立ち上げから携わり、施設長に就任。
「その人らしい生活」「施設への出入り自由」など本質的捉え方を軸にした独自の介護論などを実践してきた。
2019年4 月、「介護 3.0」と命名。2021年同社(取締役:古田秘馬【株式会社umari(本社:東京都港区)代表】、田村友輝【有限会社国分寺産業社長】)を起業し、現職。
介護アドバイザー、コンサルタント、全国各地での講演会、セミナー、SNS での発信などを展開し、業界革新に挑んでいる。

 

コメント:
キーワードは「今できる事から社会をちょっとだけ良くしよう」です。本プロジェクトは「ビジョンとスキルの共有で持続可能な社会を作る」「人を守ることが共創社会を生む」という「介護3.0」の目指す世界観を僕と田村さんだからこそできる「介護×町の巡回型サービス」という方法で具現化したいと立ち上げました。小さなアクションかもしれません。けれど、「今までにない【繋がり】で新たな価値を!」という強い想いが、世の中を変える大きな一歩になり得ることを証明していきたい。全ての始まりは「心」です。たくさんの方が共感し、「町の視線」が広がっていく事を願います。

■田村友輝

田村友輝

S51年栃木県下野市生まれ。有限会社国分寺産業 代表取締役社長。
一般廃棄物収集運搬、産業廃棄物収集運搬、浄化槽維持管理業、トイレ維持管理、遺品生前整理など市民のライフラインを支える仕事を中心に33歳で飲食事業部を立ち上げ、下野市に3店舗、宇都宮駅前に2店舗飲食店を展開。
関わる人の笑顔を創造するために、地域になくてはならない企業・人財を育てる事が信念。
人間はみんな不完全で、得意不得意も十人十色。だからこそ、従業員の個性を活かし、”お互い様とお陰様”の精神で支え合い、人財が輝き合う強い組織を従業員とともに創っていく事を、自分の役割としている。
そして、働く人から地域に灯りをともす『エネルギー創造企業』を目指す。
共書:『人間経営学の実践~経営を繁栄軌道に乗せた十一名の社長告白~』楽心会 企画・編

 

コメント:
我々一般廃棄物収集運搬業者(ゴミやし尿、浄化槽汚泥)は廃棄物の収集だけではなく、住民の皆様の表情や世間話で近況を共有し合うことで地域の「顔が見える社会作り」の一端を担い、郵便局や宅配業者の皆さんと同様に地域の隅々まで入り、「ポストに郵便物が貯まっているけれど大丈夫か」「いつもこの時間に挨拶してくれたあの人を最近見かけない」と地域社会の見守り隊の役割も担っていると自負しております。
しかし、超高齢化社会を眼前に、徘徊している高齢者の問題は一層深刻に。そこで介護のスペシャリスト横木氏に相談したところ、我々にはない視点で徘徊している高齢者の見分け方を伝授。スタッフも目から鱗で「早急に取り組もう」と意欲を燃やしています。この活動が広まることでたくさんの視線が増え、救える命と出会えますように。

■青栁 徹
【STAY GOLD company社外 Chief Branding Officer(CBO)】 

青栁徹

​栃木県栃木市出身。「株式会社あを」代表取締役、ブランディングデザイナー。
国立宇都宮大学 共同教育学部 非常勤講師、日本グラフィックデザイナー協会(JAGDA)栃木代表幹事、一般社団法人 Re:project 理事。
地方の課題解決を目指し、栃木を中心に日本各地の地域活性ブランディングや付随するグラフィックデザインを手掛ける。自身もプレイヤーとして、栃木で1000年続く郷土料理「しもつかれ」や、廃校寸前の母校でもある小学校のブランディングにチャレンジしている。